日本財団 図書館


 

○民間非営利団体の意識
先述の調査の結果、8割以上の民間非営利団体が何らかの形での地方公共団体の支援を期待していることが分かった。とくに、財政基盤の確保、活動の場の確保、情報の充実、団体間の連携の強化、人材の育成に関する支援を求める声が強い。

 

「地域づくりのための民間非営利活動に対する地方公共団体のかかわりの在り方に関する調査」の概要
○趣旨
自治省は、地域づくりのための民間非営利活動に関する実態を把握するとともに、地方公共団体等の民間非営利団体に対するかかわりの現況を把握するために調査を実施した。
なお、この調査においては民間非営利活動を「個人が自分自身の積極的な意思に基づいて集まり、自発的、実践的に取り組む営利を目的としない公益活動であって、継続的、持続的な活動」と定義した。このため、町内会、自治会、PTA、婦人会等の既存の住民皆参加を原則とする地域組織については基本的に対象から除外した。
○調査期間:平成7年2月
○調査対象年度:平成3年度、平成4年度及び平成5年度の各年度
○調査対象団体
・地方公共団体:都道府県、政令指定都市及び都道府県により選定された各都道府県内の市区町村名6団体
・地方公社:地方公共団体が25%以上出資している法人のうち主要業務に民間非営利活動を含む238法人を選定
・民間非営利団体:調査対象市区町村から推薦された600団体及び民間助成財団の助成リストから抽出した600団体

 

(編注)「民間非営利団体(Nonprofit Organization、以下「NP0」という。)」とは、「営利を目的としない民間組織」であり、公的機関(第1セクター)又は営利企業(第2セクター)以外の領域(第3セクター)に属する。NPCに包含される団体は多種多様であるが、同研究では、公益性を有する住民の社会参加活動を行う団体(市民活動国体)に主眼をおいて検討を行っている。
(「地域づくりのための民間非営利活動に対する地方公共団体のかかわりの在り方に関する研究会」中間報告)

011-1.gif

(編注)1「ボランティア団体」の定義
○営利を目的としないボランティア活動(人々の自由意思に基ずく原則として無報酬の社会貢献活動)を行う団体(平成7年10月「ボランティア等の支援方策に関する総合的研究」総合研究開発機構)
(参考)「ボランティア活動」の定義
○「個人が自発的に決意・選択するものであり、人間の持っている潜在的能力や日常の質を高め、

 

 

 

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION